会社の形態といえば株式会社のイメージが強くありますが、近年合同会社を選択する企業も増えてきました。合同会社と聞いても、日本ではまだ馴染みが薄いかもしれませんが、有名企業であるアップルジャパン、アマゾンジャパン、西友などは実は合同会社なのです。合同会社の誕生は2006年5月に会社法によって施行されました。もともとは1977年にアメリカで株式会社よりも小規模な会社の組織として誕生したLLC(Limited Liability Companyの略)の形態です。
そもそも合同会社とはどういうものでしょうか。合同会社は経営者と出資者が同じであり、出資者全員が有限責任社員であります。株式会社のように経営者と出資者(株主)が別ではないため、柔軟な経営を行いやすい傾向にあります。また合同会社は設立コストが安い、利益の配分を出資者全員で決定できる、決算の公表義務がない、などが特徴的です。また負債を負った場合は出資額を限度に責任を負う有限責任となっています。反対にデメリットとしてあげられるのは、企業としての信頼度が株式会社より低い傾向にある、社員の退社等により会社の出資額の払い戻しがあることで資本金が減少する場合です。合同会社の場合は小規模に起業する場合に向いていることが多く見られます。「経営規模」「事業計画の内容」「社会的信頼度」を考慮して、合同会社にするのか、株式会社にするのかを考えてみるのもひとつの案です。
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