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牛倉神社例大祭
上野原市街地を中心に、牛倉神社の祭礼が毎年9月上旬の3日間開催されます。郡内三大祭りとして知られ、農耕神に感謝を捧げる祭りとして古くから地域住民の信仰を集めてきました。初日の昼間には牛倉神社の宮神輿と子供神輿が、夕方には各地区数十基もの大人神輿が町中を練り歩き、夜には国道20号線が神輿の見物客で賑わいます。2日目には、新町と本町の山車2台が巡行し、市の無形民俗文化財に指定されている笛や太鼓の祭囃子にのせて、獅子舞やひょっとこ、狐踊りなどが演じられます。2台の山車がすれ違う時の競演は必見です。2日目と3日目には、牛倉神社境内で出店も予定されています。
2025年9月6日~8日
山梨県上野原市 牛倉神社、市街地中心部
上野原市
ひっそりとした山奥の八幡神社の門に安置されている、赤く彩色された阿形・吽形の仁王像。トチ材の寄木造で像高はいずれも約2.3メートル。塩山市・放光寺仁王像の影響が感じられ、相州国境に近い土地にありながら甲斐の仁王様らしさがあり、非常に力強い表現が特徴で、市の文化財に指定されています。由緒や作者は不明ですが、江戸時代末期安政年間に相州鎌倉の富五郎作、江戸時代後期の延亨~安永年間に秋山村の宮大工、俗称・日光三佐衛門作等、諸説あります。本像は傷みが激しかったため、平成13年から2年に渡り解体修復され、鮮やかな朱塗りがよみがえりました。仁王像の裏には坐像があり、この像は目の神様「オビンズル様」が鎮座しています。
日本武尊(やまとたけるのみこと)を祭神とする軍刀利神社。永承3年(1048)創立と伝え、昔は軍荼利夜叉明王社と称していたそうです。甲斐・武蔵・相模の3国(山梨・東京・神奈川)が接する旧三国峠方面に向かったところに軍刀利神社はあります。奥の院の手前にそびえ立つ大きな樹が「軍刀利神社のカツラ」。推定樹齢500年、高さ33メートル、根周り14mと大きく、この樹の根元から冷たい清流が絶えることなく湧き出ていることから「水の木」と呼ばれています。軍刀利神社のカツラは、天然記念物でもあり、縁結び、子宝に恵まれる大桂として、その恩恵に預かりたい人たちへのパワースポットとしても崇められています。
不動の滝は西沢渓谷の中にあり、七ツ釜五段の滝へ通じる遊歩道の途中に位置します。市内を流れる桂川の流れが、市内全域に大小さまざまな川や沢をつくり、美しく澄んだ多くの滝のひとつとして不動の滝があります。落差10メートルと比較的小さな滝ですが、形が美しく、針葉樹林のなかを豪快に流れ落ちる水は迫力満点です。流れ落ちる滝の直前には、小さな不動様の像があります。滝の反対側には斜面に剣が奉納されています。戦国時代、軍刀利神社は軍神として武士から広く信仰されており、かつて棡原地域の山を軍刀利山と呼んでいたことに由来します。上野原市では地元で収穫した小麦粉とあずきを原料とした酒まんじゅうを名産品としており、滝見のお土産にもおすすめです。