「部屋割り」はホテルマンの細かな気配りがつまっていた！

エレベーターが近い、大浴場が遠い、角部屋、最上階など、ひとつの宿泊施設でもさまざまな位置の部屋が設けられています。お客様の部屋割、実はホテル側の細やかな配慮がされているってご存知ですか？　予約を入れるときにチェックイン・アウトの時間や、食事について、部屋についての要望を聞かれると思います。その情報を踏まえたうえでホテルマンは部屋割（アサイン）をしているのです。たとえば、「足の悪い方がいるのでホテル入口から近く、エレベーターの近くがいいな」「翌朝のチェックインが早い人は、よく眠れるように廊下の音が聞こえない部屋がいいだろう」のようにお客様ひとりひとりがより快適に過ごしてもらえるよう、これこそがホテルマンの気配りアサインです。反対にトラブル防止にも役立てます。少しクセのあるお客様の宿泊の場合、ホテル側としてはよほどのことがない限り拒めませんから、部屋の周りに他の宿泊客を泊めないなど、最低限の対処をします。予約状況によっては希望通りにできないこともありますが、予約するときはあくまでも要望としてお伝えしてみることをおすすめします。お客様の要望になるべく応えようとしてくれるのが、ホテルのすばらしいところです。