現代は医療の進歩や生活様式も大きく変わり、人生100年時代と言われる長寿社会になりました。歯科の視点からみると、そんな100年時代にお口の健康寿命をいかに伸ばすかが論点になっています。そこで注目されているのが歯の銀行(Tooth Bank)です。歯の銀行は2004年に広島大学で事業化されたシステムです。親知らずや矯正治療等で抜いた健康な歯を、将来のために歯牙冷凍保存療法で半永久的に保存することが可能となったシステムのこと。将来、歯が抜けてしまったとき、虫歯の治療で歯がなくなってしまったときに、保存したおいた自分の歯を再植、移植するという技術です。インプラントのような人工物を歯の代用とするよりも、自身の歯を移植することで噛みごたえの感覚が戻ってくるというのです。対象となるのは、健康な歯。反対に乳歯、虫歯の侵食領域が大きい歯、過去に抜いた歯は保存することができません。あくまでも移植できるのは自分自身の歯のみ。家族も対象外です。健康保険対象外になりますが、費用としてはあくまでも目安で「20年の保存で20万円、移植するのに20万円」だそうです。導入する医療機関も増え、これからますます注目が集まる「歯の銀行」。一生自分の歯で食べて生きていきたいと願う人々に嬉しい技術の進歩です。
都留市には数多くの歯科医院がありますが、自分にあった歯科医院を選ぶには、直接疑問点を歯科医院に聞くことが一番いいと思います。質問してみたい歯科医院に直接メールで連絡したり、電話をして聞いてみることが一番の近道です。電話の際は営業日時を確認し、ゆっくり対応できそうな時間を見計らって電話をかけることをオススメします。