共有不動産の整理方法

複数人で不動産を共有していると、所有者の方全員の同意がなければ売却をしたり、建て替えをしたりすることはできません。兄弟や親子の間柄で人数が少なければあまり問題になりませんが、その後相続を重ねていくうちに、共有者の数も多くなって、所有者間の人間関係も希薄になっていきます。そのようなことが後々大問題になるケースもあります。ですので、共有不動産に関しては、できる限り早めに整理をしておくことが大事です。
共有不動産の整理方法は主に、以下の５つがあります。

1.共有分の買取、又は売却
2.共有物の贈与
3.共有不動産の共同売却
4.共有物の分割
5.共有物の交換

不動産の共有に関しては、その後に共有者間で問題になるケースが増えています。特に共有物の整理には多大な時間と手間がかかります。そのため、早めの対策が必要です。相続の際には、相続後のことも見越して持ち分の決定を正しく行うことが大事です。