シロアリ対策と予防方法

大切なマイホームを蝕むシロアリ。実はゴキブリの仲間だったってご存知ですか？ゴキブリと同じ様に日本全国どこにでもいる虫ですが、特に多いのは温暖な気候の九州地方だと言われています。ここではシロアリの特徴や寄せ付けないための対策、また駆除費用などもご紹介できればと思います。まずシロアリが好む場所ですが、「暗くて湿気があり、木材があることろ」を非常に好みます。加えて風通しが悪い、断熱材があるなどの条件が加味されるとよりシロアリにとって好都合であり、狙われやすくなります。木造の建物でシロアリの被害が多いのはこのためです。木造の中でも特にお風呂や洗面所、台所の下などは被害が多いです。従って乾燥している日などに風通しを良くすることは今でもとても大切です。一度建物内に侵入したシロアリは異常なスピードで繁殖していきます。平均2年で10万匹の規模になり、家の窓枠や木材など手当たり次第食い荒らします。しかし、シロアリは暗くて湿気のあるところでしか生存できないため、木材の表面上は特に変わりません。なので、発見したときにはすでに木材の内部はボロボロになっているケースが多いのです。もしシロアリを家で見つけた場合、兎にも角にも駆除することが最優先です。しかし、気を付けたいのは、中途半端に駆除剤などを部分的に使ってしまうと、一部のシロアリが逃げてしまい、完全に駆除が出来なくなりますので、専門業者を呼んでしっかりと駆除して貰う必要があります。ではシロアリをそもそも寄せ付けないためにはどうすればいいのか。シロアリが好む湿気や暗さ、木材を排除すれば出てこなくなりますが、徹底することは難しいでしょう。まずは出来る範囲で対応することが大切となります。

１，床下を乾燥させる
床下を強制的に換気したり、床面を防湿シートで覆うことで湿気の対策が出来ます。

２，床下を明るくする
壁に穴を開けて光が入るようにする。また地面から床下を高くすることもオススメです。

３，床下へ水の侵入を防ぐ
配管の水漏れの確認、また結露を発生させないように断熱材を配管に巻くなどが対策として出来ます。

４，餌を置かない
シロアリが好むダンボールや新聞紙、ベニヤ板を置かないようにする。

もしシロアリの被害が出た場合の費用ですが、駆除費用よりも、その後の内装仕上げの費用が高くなることが多いです。駆除費用だけですと平均5万～10万、そこから家の補修などは50万程度掛かることもありますので、しっかりと見積もりを取ることをお勧めします。