日本は数ある先進国の中で、虫歯に悩んでいる方は非常に多いと言われています。子供や若い人は幼少期から虫歯の予防意識の高い親に育てられている傾向が高いため、虫歯は減少傾向にありますが、反対に成人では増加しており、その中でも特に65歳以上の高齢者では著しく増えています。そもそも虫歯とは、口腔内の細菌が出す酸で歯が溶ける病気です。虫歯になる原因として、昔は虫歯菌、歯の質、糖分という3つの要素があり、それぞれが重なった時に発生すると考えられていました。なので人よりも虫歯菌が多く、歯の質が弱く、糖分をよく摂取する人が虫歯になりやすいとされていました。しかし今ではこの3つの要素だけでなく、唾液量や唾液の質、食事回数、歯が糖分と接している時間など、多くの原因が絡み合うことで虫歯になると考えられています。虫歯の代表的な菌は「ミュータンス菌」と呼ばれ、飲食物に含まれている糖分、特に砂糖を代謝してグルカンというネバネバした物質を生み出し、歯の表面に付着します。この付着したグルカンの塊がいわゆる「プラーク」と呼ばれるものです。このプラークは、付着してすぐであれば歯ブラシで簡単に取れますが、磨き残しで時間が経ってしまうと段々と厚みを増し、「バイオフィルム」という膜を作り出し、その中で増殖していきます。バイオフィルム内でミュータンス菌が酸を出し、歯を溶かしていくことで虫歯が出来上がります。従って大切なのは、食後に歯を磨くことでバイオフィルムを作る元になるプラークを取り除くことです。毎日のことですのでサボってしまうこともありますが、虫歯を予防する一番簡単な方法ですので、ぜひ意識して取り組んでみて下さい。
富士河口湖町には数多くの歯科医院がありますが、自分にあった歯科医院を選ぶには、直接疑問点を歯科医院に聞くことが一番いいと思います。質問してみたい歯科医院に直接メールで連絡したり、電話をして聞いてみることが一番の近道です。電話の際は営業日時を確認し、ゆっくり対応できそうな時間を見計らって電話をかけることをオススメします。