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勉強をする時間のゴールデンタイムとは

テスト勉強や受験勉強をしていると、ものすごく集中できる時間帯や、逆に全然集中ができない時間があるなと感じたことはありませんか？実は人間の脳には勉強をするのに最適な時間帯がありますので、今回はそちらをご紹介します。まず人間の脳の一日の流れを順を追って見ていきたいと思います。

１，朝から午前中
一般的によく言われていることですが、脳科学者の茂木健一郎氏によれば、朝の起床後3時間は、脳が最も力を発揮できる、いわゆるゴールデンタイムと伝えています。その理由として、寝ることで前日までの記憶が綺麗に整理された状態なので、脳の中が非常にクリアになっているからです。なので起床後の3時間が一日の中で最も集中ができる時間帯とも言えます。勉強が捗らないなと感じていれば、ぜひ朝のこの時間帯にやってみることをお勧めします。

２，昼食後から夕方
昼食後はどうしても眠くて仕方がない、という声は聞いたことがあると思います。なぜ眠くなるかと言うと２つ理由があります。１つは単純に食後の血糖値が上がるためです。血糖値が上がると、その血糖値を下げるためにインスリンという物質を分泌します。血糖値が下がると脳に栄養がいかなくなり、眠気を誘発します。また血糖値が上がった状態だと、脳を覚醒させる物質であるオレキシンの分泌が抑制されるので、これもまた眠気を感じてしまいます。2つ目は脳のリズムによるものです。人間の脳は起床してから8時間後と22時間後に働かなくなります。仮に5時起床であれば13時、明け方の3時に眠気が来るということです。なので基本的に昼食後は眠気が出やすい環境ということを理解しておくといいでしょう。

３，夜から就寝前
一日の終わりに近づくと、その日にあった記憶が脳内に膨大に、かつ未整理の状態で溜まっています。この状態では、基本的にクリエイティブな仕事は向いていません。ただ、寝る前の勉強は効果があります。特に記憶系の勉強は一度覚えて少し時間をおいたほうが記憶に強く残るとも言われていますのでお勧めです。しかし、睡眠時間を削っての勉強、いわゆる一夜漬けはお勧めできません。なぜなら起床後に脳は前日の記憶を整理してクリアな状態にしてくれるので、睡眠時間を削るのは逆効果です。しっかりと睡眠は取りましょう。

いかがでしたでしょうか？時間帯によって勉強に向いている時間帯が理解できたと思いますので、次回は時間帯別にどんな勉強をしたらいいのかをご紹介していきます。

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