経費扱いにするメリット、デメリット

経費とは経営にかかる費用のことです。詳しく言うと、経費は売り上げを上げるために直接的に必要なものです。とは言え売り上げのためならなんでも経費にできるかと言えばそれは大きな間違い。では、経費として取り扱えるものにはどんなものがあるのか？　経費の意味をしっかりおさえておく必要があります。ここを間違えて申告すると後に国税局から経費と認められない内容の記載等で追加徴税などの対処をされてしまいます。
経費扱いにすることのメリットは、収益に対して税金がかかる割合が少なくなることです。税金は売上から経費を引いた、純利益にかかります。経費を計上するということはこの純利益の額が減り、税金額が軽減されます。
デメリットは、経費を多く計上しすぎると確かに税金は軽減されるかもしれませんが、赤字収支になる可能性があります。赤字収支は金融機関等からの信頼度が落ちるのでお金を貸してくれないなど事態が起きる場合があります。また不当な経費計上をしていた場合は、脱税を疑われる可能性も出てきます。
経費を計上する場合は、領収書またはレシートを受け取り保管する必要があります。帳簿をこまめにつけて、国税局からの問い合わせがあった場合にいつでも証明できるようにしておくのです。不正な脱税はもちろんいけませんが、賢い節税こそ、賢い経営の第一歩です。