猫の鼻はいつも温度が低く湿っています。これには理由があり、鼻は臭いを嗅ぐだけでなく、さまざまな役割があるのです。鼻の先(毛の生えていないところ)は鼻鏡(びきょう)と呼ばれていて、ここが湿っている箇所です。人間の数十倍もの嗅覚を持つ猫は、この鼻鏡が湿っていることで臭いをキャッチしやすく嗅覚がするどくなっているわけです。そのためリラックスしているとき、寝ているときは鼻が乾いています。これは嗅覚を研ぎ澄ます必要がない時ですね。他にも温度計&湿度計としての役割も兼ね備えています。鼻鏡を使って湿度、気温の差、風向きまで感知しています。逆に鼻が濡れすぎている、または乾燥しているときは、猫の体調になんらかの不調がある可能性があるのでよく観てあげることをおすすめします。猫に見られる行動で、鼻と鼻を猫同士くっつけている様子、“鼻キッス”を見たことはありませんか。これは何を意味するかと言いますと、猫同士の情報交換や挨拶です。飼い主さんに猫が鼻をこすりつけてくる“鼻キッス”は、甘えたい、遊んでほしいなど猫からのコミュニケーション表現のひとつです。可愛さのあまり飼い主からもキスをお返ししたくなるところですが、猫の口の中には菌やウィルスがいますので、口へのキスはオススメしません。猫の鼻は私たちが思っている以上の役割とコミニュケーション手段でもあるのです。
大月市には様々な動物病院がありますが、ご自身の要望にあった動物病院を選ぶには、その病院のホームページを見たり、質問してみたい内容を直接電話をしたり、メールして聞いてみることが一番の近道です。電話の際は営業日時を確認し、ゆっくり対応できそうな時間を見計らって電話をかけることをおすすめします。