従業員の悪ふざけSNS投稿を未然に防ぐ

最近問題視されている従業員の悪ふざけ動画等のSNS投稿。ネットリテラシーの重要性も問われていますが、この事件をきっかけに営業停止、最悪の場合は倒産する企業もあるほどで、企業側が自社を守る対応策が求められています。
従業員の安易な投稿が、そのときは良かれと思っても後に取り返しのつかない事例が後を絶ちません。ネットで一度出た情報はネタ元を削除しても時すでに遅い場合も多く、あらゆるメディアに拡散していた場合、完全に元ネタを削除するのは困難でしょう。投稿による被害は評判を落とすだけでなく、クレームの電話対応、HP等があればコンピューターウィルスを送られるいやがらせなどネット環境の混乱、停止、想像以上のトラブルが予想されます。その上で企業側に必要なリスク管理とはなんでしょう。

1.企業内SNSガイドラインを定める
2.正社員、非正規社員にも誓約書にサインを求める
3.クレーム、批判が起きた場合の対処機能の把握

生活の中にネット環境がある中で育った若い人たちは、一般的にネットリテラシーが低い傾向にあります。そのため、社内での定期的にネットリテラシーを共有する場、教育する場を設ける必要があります。プライバシー情報の漏洩、内部情報の漏洩などの禁止要項を徹底して伝えることです。新規、継続スタッフ共にネットリテラシーについての共有をはかり、とにかく抑止に力をいれることです。事件が発生してからの対処は相当な労力が必要となるので、徹底して未然に防ぐことです。まずは職場全体のコミュニケーションが円滑であるか、組織デザインの見直しをはかることこそ重要です。