温泉の効果って実際どうなの？

日本人は温泉が大好きと言われていますが、その理由は様々です。リラックス出来るからという人もいれば、温泉に入ると身体が良くなるからという方までいらっしゃいます。実際、温泉の効能書きにはリウマチや高血圧、火傷などに効果があるなどよく見かけますが、本当のところどうなのでしょうか？正直温泉に入ったくらいで治れば苦労はしませんが・・・
実際調べてみると、温泉には大きく分けて３つの作用があります。

１，物理的作用
身体を暖めると血行が良くなるので、それに伴い身体の老廃物が排出されます。
２，化学的作用
アルカリ泉は角質を溶かしてくれるので、お肌はつるつるになります。
３，環境要因
家の狭いお風呂よりも、自然の中で広々とゆっくりできればリラックスできます。

３つの作用を個別で見れば温泉でなくても対応できますが、３つ同時にクリアできるのが温泉の強みです。ただし、治療効果があるというのはこの問題とは別問題です。そもそも今の効能書きが決まったのは約30年以上前でになるので、やはり現状とは相容れないところも多数出てきており、今こそ見直そうという動きも出てきています。もちろん温泉に入ることは良いことですが、温泉だけで身体の悪いところが治るというのは考えにくいので、痛みや体の不調がある場合には一度しっかりと診察をうけることをオススメします。