巷では健康グッズや健康に関する書籍が多く発売されており、人々の関心の高さが分かります。今でこそあまり聞かなくなりましたが、「メタボ」というワードが一時期流行り、お腹周りを気にするオジサンがたくさんいました。このメタボに関連してですが、最近では犬や猫などの間でも肥満が問題になっています。肥満というとなんだか軽い感じに見えますが、肥満は一歩間違えると病気としてみられ、しっかりとした治療が必要になります。肥満そのものが問題ではなく、怖いのは肥満が心臓疾患や糖尿病などあらゆる病気を引き起こす元になっているからです。犬や猫の肥満度を測る一つの指標として、ボディコンディショニングスコア、通称BCSというものがあります。 これはスコアを5段階で構成されており、1は痩せすぎ、2は若干痩せ気味、3が適正で、4は若干太り気味、5は肥満となっています。多くの飼い主は自分のペットを大体3くらいと判断していますが、実際は4であることが多いです。なぜ太り気味になってしまうかと言うと、食事やおやつの与えすぎ、あるいは運動不足が挙げられます。また与えているペットフードにもよりますが、質の高いペットフードは少量でも栄養価が高い場合が多いですが、反対に栄養価が低いペットフードもあります。その場合は量をたくさん食べる必要がありますので、通常よりも多めに与えるよう指示が書いてあることもあります。そうなると食べ過ぎで肥満に繋がるケースもあります。減量するために単純に食事量を減らすことが考えられますが、必要な栄養素まで減ってしまっては意味がありませんし、犬のストレスも増えます。大事なのは空腹によるストレスを与えないことなので、例えば食事前に少量の鶏肉やサーモンを与えると食事の満足度が高くなるという報告もありますので、ぜひ一度試してみて下さい。
北杜市には様々な動物病院がありますが、ご自身の要望にあった動物病院を選ぶには、その病院のホームページを見たり、質問してみたい内容を直接電話をしたり、メールして聞いてみることが一番の近道です。電話の際は営業日時を確認し、ゆっくり対応できそうな時間を見計らって電話をかけることをおすすめします。