学生時代、学校で歯科健診を受けた方は多いと思います。その度に虫歯が見つかり、残念な気分になる人も多かったのでは。ただ学校検診では、虫歯と指摘される以外に、初期虫歯(CO)と診断されている歯があることはあまり知られていません。虫歯と言うと、歯に穴が開いてすぐに治療をしなければならないと思われがちですが、初期虫歯は脱灰という症状は始まっているが、実はまだ穴は開いていない状態です。虫歯の出来始めは、エナメル質の中からミネラル分が溶け出すことにより、歯の内部はスカスカになっていますが、歯の表面は膜が張っているような感じで薄く残っています。しかし非常に脆いので、すぐに穴が開いてしまいます。従って、歯の表面に付いたプラーク(歯垢)を綺麗に取り除き、フッ化物を塗ることで再石灰化を促します。この治療で進行が止まるかどうかを観察しますが、大切なのは患者様の虫歯の原因を調べることです。具体的には虫歯の原因となっているものは何かを、飲食回数や唾液量、また唾液の質などを総合的に検査します。検査の結果から、どういった生活を送れば虫歯のリスクを減らせるかを提案し、予防していきます。興味のある方はぜひお近くの歯科医院で検査を受けてみて下さい。
南部町には数多くの歯科医院がありますが、自分にあった歯科医院を選ぶには、直接疑問点を歯科医院に聞くことが一番いいと思います。質問してみたい歯科医院に直接メールで連絡したり、電話をして聞いてみることが一番の近道です。電話の際は営業日時を確認し、ゆっくり対応できそうな時間を見計らって電話をかけることをオススメします。