犬に暑さは要注意！

夏になると当たり前ですが気温が高くなり、何をするにも気だるく感じますよね。
これは特に人間だけに限った話ではなく、犬にとっても暑さは大敵です。人間であれば暑ければ汗をかき、その汗によって熱を外に逃がすということを自然に行っています。しかし、犬や猫は基本的に人間と同様のことは出来ません。厳密に言えば、汗を作る汗腺はありますが、パッドと呼ばれる箇所しかありません。なので、犬はよくパンティングを行なって熱を放出します。ところが、気温にプラスして湿度が加わってくると空気中に水分を気化することが出来なくなり、汗腺も塞がれてしまうので、体内に熱は蓄積されていきます。そのため、よく公園などで見かける水浴びや家のシャワーで汗を流すことで体を冷やすことが大切です。体内に熱がたまると、心臓がより活発に動き、熱の蓄積を防ごうとします。しかし、その結果心臓に掛かる負担は一気に増えますので注意が必要です。気温といった外部環境の変化は体内環境の変化にも関係しますし、体温調整にかかるエネルギーは寒い冬より夏のほうが掛からないため、食欲も自然と落ちます。しかし、通常ペットはエアコンの効いた部屋にいるため食欲はそこまで落ちずに普通に食べますので、結果太ります。ペットの食欲が落ちると飼い主は当然心配になりますので、無理やりご飯を与えます。そうすると食生活が乱れるので、さらに食欲は落ちます。もしペットが夏場に軟便や下痢をしたら要注意です。夏の暑い時期に特に気を付けたいのは、生活スタイルの見直しです。散歩を朝晩の涼しい時間に変更するなどは当然で、散歩をする長さにも注意が必要です。犬はもともと嗅覚が優れているので、夏の暑い時期は外の臭い自体が強烈になるため、
いつも以上に臭いへの追跡が激しくなります。そのまま長時間散歩してしまうと、いつの間にか熱中症に・・・ということもありえます。まずはしっかりと水分補給をし、可能であれば野菜や果物といったミネラル分の補給も行なってください。大切なペットを暑さから守っていきましょう。