軽いタバコは体に悪い？

最近では禁煙ブームで喫煙家にとっては厳しい世の中になってきていますが、それでもまだ欧米などに比べると日本の喫煙人口は高い数値を保っています。たばこの害については色々なサイトや本でも取り上げられていますが、改めてここでもたばこのデメリットをお伝えしたいと思います。たばこには200種類以上の有機物質と、40種類を超える発ガン性物質が含まれています。このたばこが原因で毎年多くの方が世界中で亡くなっており、2020年には死者数が840万人以上になる可能性もあるという試算もあります。 たばこが原因のガンというと肺がんのイメージが強いかと思いますが、実は喉頭がん、食道がん、胃がん、大腸がんといったその他のガンにも喫煙が関係しています。最近ではニコチンやタールが少ないいわゆる「軽い」たばこが流行っておりますが、健康にはあまり関係がなく、むしろあまり良くないとも言われています。なぜならニコチン依存の強い人にとっては軽いタバコでは満足できず、かえって深く吸い込んだり、本数自体が非常に増えてしまいます。その結果、軽いタバコに変えてもニコチンの総量が変わらず、場合によって増えてしまう可能性もあるので注意が必要です。ではいざ禁煙しようと思ったときに、具体的にどのような方法がいいのでしょうか。いくつか方法がありますが、その中で一番大切なのは本人の意志です。本人の意志がなければどんなに良い方法でも禁煙の成功は厳しいでしょう。本人の意思に加え、禁煙に立ちはだかる壁としてニコチン依存と心理的依存の両方がありますので、この２つの克服が必要です。禁煙には様々なハードルがありますが、間違いなく体の健康を害しているので、ぜひ自分の体を大切にして禁煙を成功させて下さい。