胃酸の逆流の原因とは?

犬を飼っているとびっくりするような経験もするかと思いますが、日々の生活の中で、なぜ起きているのかの理由が分からないけどよく見る症状ってありませんか？?その中でよく聞くのが、愛犬が胃液を吐くという行為です。何かの病気か？と一瞬疑いますが、その後は元気に遊んでいるので飼い主もそこまで重たく考えずに忘れてしまうことがほとんどだと思います。ただ、体は何か異変があると症状として知らせてくれます。例えば下痢や軟便、嘔吐などです。従って胃液を吐くということも、何かしらの異常が起きているというふうに考えるのが普通です。では原因は何か。一般的に考えられているのは空腹を起因とした胃酸の逆流です。そもそも胃酸は胃に入ってきた食物の消化がメインで、その他には体内に入ってきた細菌を殺す役割も持っています。体調に何も問題なければ、食物が入ってきた時に胃酸の分泌量が高まりますが、空腹時になぜ胃酸の分泌量が増えて逆流するのか。それは脳からの司令が関係しています。例えば視覚や嗅覚だけでなく、「お腹が空いたので何か食べたい」という想像だけでも、胃酸の分泌量は条件反射で高まります。結果胃酸濃度は上がり、胃と食道のバランスが崩れ、最終的に食道に胃酸が逆流するというわけです。?胃酸の逆流は空腹以外の原因もあります。次に多いのは食物繊維の取り過ぎです。意外と知られていませんが、食物繊維は、人や犬が持っている消化酵素では分解できず、柔らかくするだけです。従って、必要以上の量が入ってくると分解できず長く胃に留まるので、負担がかかります。結果胃酸が大量に分泌されます。この胃酸の逆流に関してはこの２つが主な原因です。この２つの原因を考慮して対応しても続くようであれば、きちんと動物病院で受診されることをお勧めします。