ベルトの交換時期に関して

車好きの人にとって、車の消耗品といえばバッテリーやタイヤ、ワイパーなど色々あると思いますが、人によっては「ベルト」と答える人もいると思います。ベルトというイメージがつない人もいるかと思いますが、ベルトには大きく分けると「タイミングベルト」と「補機ベルト」があります。一般的に消耗品と言うと補機ベルトになるかと思います。補機ベルトとは、エアコンなどを動かすためのベルトで、主にエンジンが回転する力を使っています。素材はゴムなので当然使えば使うほど劣化していきますので交換が必要になります。この補機ベルトの交換のタイミングですが、実は最近このベルトの素材が変わったため、交換の時期も変わりました。以前はCRという素材を使っていましたが、今はEPDMという耐熱性のあるゴムに変わり、見た目だけの判断では交換の時期が分からなくなりました。見た目は分からなくても劣化はしていますので、突然ゴムが切れてトラブルになるケースも増えてきています。この交換時期の目安ですが、あくまでメーカーの参考数値ですが、予防整備として3年走行距離30,000キロが1つの推奨値として挙げられています。?予防整備とは、大きなトラブルを未然に防ぐために、走行距離や使用年数に応じて整備を行なうことを指します。古い素材の時は、見た目で判断できたり、あるいはベルトに異音が出たりと分かりやすかったのですが、今では一般人では見分けが付かなくなりましたので、ベルト交換に関してはプロの判断に任せるのが一番安心できます。本来はベルトの素材が変わったことなど、通常車を運転する人にとってはさして関係のないことですが、車を修理するプロの中にも、時々その事実を知らない人もいるため、大切な愛車を守るために知識としてドライバーも持っておく必要があります。なので、普段から信頼できる整備工場を探しておくことがとても大切です。