領収書の但し書きを正しく書く

様々な店舗で領収書をもらう場合、大抵は「但し書きはいかがいたしましょう？」と聞かれると思います。この際、安易に「品代で」と答える人は多いと思いますが、はたしてそれでいいのでしょうか？
購入明細が記載されていない領収書の場合、取引科目を判断する基準は、店の名前と但し書きのみとなりますので、具体的に購入した商品名の記載のない「品代」表記のみは、時に怪しまれる原因となりますが、特に不自然に件数や金額が多い場合や他の領収書がちゃんと記載されているのに、突然「品代」の領収書が連発したりすると、さらに疑われ度は増したりするようです。
ちなみにですが、領収書に記載されている品物の名前をごまかすことは、専門用語で「品転」または「品名詐称」と呼ばれ完全な脱税行為となります。
それ以外によくバレるケースとして、個人的な買い物を会社の経費にしたり、本来は資産計上すべきものを領収書を分割して経費扱いにする行為などが挙げられます。
上記のようなことを行っても、税務署が本気になれば、すぐにバレてしまいますので、あまりこの手のことにエネルギーを割くのではなく、領収書の但し書きを正しく書いて、不要なものは経費計上せず、本来の経営業務に勤しんで適切な税品を支払うことが結局事業成長の近道であるのです。