夏に風邪をひくというのはあまりイメージがないかもしれませんが、実は夏に風邪をひくことは珍しくありません。夏風邪の具体的な症状として、咳やくしゃみ、鼻水、発熱といった症状がありますが、そのどれもが風邪のウイルスが体を攻撃したことによる防御反応です。?しかし、この風邪が長引くと、実はなんでもない風邪から別の病気にかかる場合があります。なぜ普通の風邪から別の病気になってしまうのでしょうか?風邪を引き起こすウイルスですが、大きさはナノメートル(百万分の1ミリ)で非常に小さく、目で見ることはもちろん出来ません。そのウイルスが鼻や喉などに張り付き感染します。感染すると鼻や喉の細胞が破壊されてボロボロになり、その破壊された箇所に先程のウイルスより若干大きいサイズ(マイクロメートル・1000分の1ミリ)の細菌がくっつき、その結果肺炎や結核といった重病を引き起こします。?重病を引き起こす細菌は通常直接付着は出来ないのですが、風邪を引くことで粘膜がボロボロになり、それが原因で付着することが出来るため重病になります。また風邪が治っても、咳だけだがなかなか治らないというケースもよくあります。体は動けるのでつい無理をしてしまう場合もありますが、しっかりと休んで完治させることが大切です。もし咳が1週間以上続くようであれば、それはすでに別の病気になっている可能性があります。咳が続く原因としては2つ考えられます。1つは感染症が起因しているもの、もう一つはアレルギー性の病気です。感染症でよくあるのはマイコプラズマ肺炎や百日咳、アレルギー性では喘息などが挙げられます。同じ様な咳や痰が見られたとしても、感染症かアレルギー性かによって、その後受けるべき診療科が変わってきます。感染症かアレルギー性か見分けるポイントとしてはいくつかあります。
・くしゃみ
感染症の場合、アレルギー性に比べてくしゃみは少ないです。
くしゃみや痰がなく、咳のみであれば呼吸器科、くしゃみが多いのであればアレルギー科の受診をしたほうが良さそうです。
・症状が起こる時間帯
もし咳の症状が夜になるとひどくなるのであれば、アレルギー性の疑いがあります。
どういった環境下で症状が悪化するのかを把握しておく必要があります。このような風邪や感染症を予防するためには、乾燥を注意する必要があります。鼻や喉などの粘膜が乾燥しているとウイルスや細菌が付着しやすくなり、付着することで風邪を引き起こします。夏場ですとエアコンや扇風機に長時間利用していると自然と乾燥してしまうので、その際は適度に水分を補給したり、マスクをして喉を潤すなどがお勧めです。また夏場はそもそもの気温が高いので、多少熱があっても気づきづらいので、体調が悪いようであれば早めに医療機関での診察を受けるようにして下さい。
山梨市には内科・外科・整形外科・小児科等様々な病院がありますが、自分にあった病院を選ぶには、その病院のホームページを見たり、質問してみたい内容を病院に直接電話をしたり、メールして聞いてみることが一番の近道です。電話の際は営業日時を確認し、ゆっくり対応できそうな時間を見計らって電話をかけることをおすすめします。