踏切で窓を開けての確認はもう古い？

自動車教習所に通っていた人は分かると思いますが、踏切では一時停止をした上で、窓を開けて左右を確認すると教わったと思います。しかし、実際の遮断器では警報機も付いており、わざわざ窓を開ける必要があるのかと疑問に思う方もいると思います。現在の教習所ではどのように教えているかというと、特に変わっておらず、試験の際に窓を開けての確認を怠ると減点に繋がります。しかし、踏切の通過方法を道交法で見てみると、「踏切の直前で停止し、かつ、安全であることを確認した後でなければ進行してはならない」とあります。なので、窓を開けての安全確認を行わなくても違反になることはありません。では、なぜ教習所で教えているのかというと、地方の踏切では警報機はおろか、遮断器すら無い踏切も数多くあります。万が一確認を怠ったことにより、重大な事故に繋がる可能性は否定できません。
そういった現状の理由もあるので、教習所では窓を開けての安全確認を行なうと教えています。遮断器や警報機のない踏切があるということを理解した上で、安全運転を行なって下さい。